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ウォーターサーバ―と水道水を徹底比較!

近年日本人の健康志向の上昇に伴い、ウォーターサーバーを契約するご家庭も増えてきました。しかし、ウォーターサーバーと水道水を比較したとき、本当はどちらが優れているのでしょうか。本当に水道水はおすすめできないのでしょうか。今回はウォーターサーバーと水道水を徹底比較したいと思います。


健康だけじゃない!震災リスクを考慮してウォーターサーバーを契約する家庭

健康だけじゃない!震災リスクを考慮してウォーターサーバーを契約する家庭

ウォーターサーバーを契約する家庭の多くは、「水道水より綺麗で健康的な水」と考えて天然水やミネラルウォーターのあるウォーターサーバーを利用します。また、一方で最近増えているのが、大地震によって水道の供給がストップした際の断水対策としてウォーターサーバーを契約しているご家庭も多くなってきました。



ウォーターサーバーの水と水道水の水質検査基準の徹底比較!!

ウォーターサーバーの水と水道水の水質検査基準の徹底比較!!

ウォーターサーバーで使われる水はミネラルウォーターや天然水が主ですが、これらの水と水道水の日本の定める水質基準を比較してみたいと思います。



ウォーターサーバーの水は18項目に対し、水道水は50の水質基準をクリア!

ウォーターサーバーの水は18項目に対し、水道水は50の水質基準をクリア!

ウォーターサーバーで使われる水は、日本では清涼飲料水の規格に沿って検査が行われるのですが、なんと水質基準で設けられているのはたったの18項目のみ。対して水道水は水道法という厳しい法律があり、全51の検査項目をクリアして、家庭の蛇口から飲み水が流れてきます。ちなみに、当初ウォーターサーバーの水は26項目あったのですが、なぜか1994年に18項目に緩和されてしまいました。



ウォーターサーバーと水道水の検査回数の比較!

ウォーターサーバーと水道水の検査回数の比較!

ウォーターサーバーと水道水の優劣は水質基準の項目の数だけでは比較できません。次に比較したいのは、「ウォーターサーバーと水道水の検査回数」です。実はこれには雲泥の差があります。

水道水はアルミニウム、鉄、ナトリウム、塩化物イオン、硬度など必ず含まれている成分検査、及び色・濁り・残留塩素濃度といった水質検査の実施が1日1回義務付けられています。これが日本人が安心して水道水を飲める秘訣です。


水質検査

一方でウォーターサーバーに使われるミネラルウォーターや天然水には、検査回数の規定・法律が設けられていないのです。また、上記のアルミニウム、鉄、ナトリウム、塩化物イオン、硬度の検査規定も実はありません。



よく言われる「マグネシウムや鉄分の量」を比較検討。

実はウォーターサーバーと水道水は変わらない!?

よく言われる「マグネシウムや鉄分の量」を比較検討。実はウォーターサーバーと水道水は変わらない

ウォーターサーバーやミネラルウォーターを愛用する人の中には「ウォーターサーバーの水はマグネシウムや鉄分、ミネラルが多く含まれていて、水道水よりも健康にいい」と言う人がいますが、実はこちらも誤解があります。

ご存知の通りウォーターサーバーで飲む水には、「軟水と硬水」があり、これはマグネシウム量で決まります(マグネシウムが多く含有していると硬水)。しかし、元来井戸水ではなく山を源水とした水を飲み続けた日本人は、硬水だと胃腸に負担がかかり、大人でもお腹を壊します。そのため、ほとんどの人はウォーターサーバーでも軟水を選んでいます。


しかし、ウォーターサーバーの軟水に含まれているマグネシウムやミネラル、鉄、ビタミンの量は、実は水道水とまったく変わりません。硬水を飲んではじめてマグネシウムの量が水道水を上回ります。「じゃあ硬水のウォーターサーバーを契約するよ」と考えがちえすが、身体への健康のために摂取するのが目的であれば、水に含まれている栄養成分を例え何杯飲んだところで、食べ物から摂取できる栄養分の数百分の1しかなりません。


ただし水道水も問題はある。

ウォーターサーバーと味と健康の比較

ただし水道水も問題はある。ウォーターサーバーと味と健康の比較

これまでの比較だけでは、水道水が圧倒的にウォーターサーバーよりも優れていると感じます。しかし、水道水にも問題はありません。それは「残留塩素」、「一般細菌」、「水道管の錆びによる水道水の酸化」の3つです。


残留塩素の水道水とウォーターサーバーの比較

昔から取り沙汰されている水道水に含まれる残留塩素。水道水は殺菌をするために塩素による消毒を行っているため、残留塩素の付着があり、それが味やにおいに影響することがあります。一方で比較対象となるウォーターサーバーの水は、一般的に熱による殺菌消毒となるので、塩素を使用していない点が挙げられます。


一般細菌の水道水とウォーターサーバーの比較

水道水やウォーターサーバーの水に含まれる一般的な最近の量の測定比較です。ただし、こちらはどっちも同じ量だけ検出されています。水道水は水道管に付着していると思われ、ウォーターサーバーは開封後に菌が繁殖していると考えられています。ただし、どちらも人体に害がある量は検出されていません。


水道管の錆びがもたらす人体の影響

こちらも残留塩素と同様に昔から言われている問題ですが、水道管が錆びていると、そのパイプを通った水のPHが酸性に傾いてしまうというもの。人体はもともと弱アルカリ性の体質のため、酸性に傾いてしまうことによって人体へ直接の影響があると考えられています。



比較検証の結果!水道水+浄水器が一番おすすめ!

比較検証の結果!水道水+浄水器が一番おすすめ!

今回はウォーターサーバーの水と水道水を比較検証しましたが、上記のことから言えることは、「ウォーターサーバーの水よりも水道水の方が日本国内に置いては安全であり健康成分も変わらない。しかし、水道水の錆びによる酸性化や残留塩素が懸念されることから、これらを排除する浄水器の設置が最も望ましい」ということが分かります。


参照URL 全国清涼飲料工業会

『清涼飲料水業界の現状と清涼飲料水業界の現状と原料水の取り扱いについて』 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/07/dl/s0723-16c.pdf

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